住宅ローンキャンペーン金利~低金利だけれども
2001年住宅金融公庫公庫の「住宅金融動向調査」によると、変動金利型の住宅ローンを利用した人が28.5%、5年以内の固定金利選択型の住宅ローンを利用したが61.2%、10年超の固定金利型の住宅ローンを利用した人は1.7%というように、短期間の固定金利選択型の住宅ローンを選んでいる人が圧倒的に多いことがわかります。
固定金利選択型…当初の一定期間に限って(2年/3年/10年など)当初約束した金利が適用され、それ以降は市場金利をベースに設定された金利を適用していくタイプの住宅ローン
2年もの、3年ものなどの短期間の金利のみが固定されているタイプの住宅ローンは、金利優遇キャンペーンなどにより、返済開始時の住宅ローン金利が変動金利型や、長期固定型よりもかなり低めに設定されているのが、その理由でしょう。
住宅ローンを組むのならば、低金利の住宅ローンの方が良いのは当然です。固定金利選択型の住宅ローンであれば、当初の2年間・3年間は、一番良い条件で借りることができます
このタイプの住宅ローンを組んでいる人は口を揃えてこう言います。
「一番、低金利の住宅ローンでとりあえず家を購入して、金利が変動する頃になったら、住宅ローンを借り替える。」
この考えは特に男性に多く、「キャンペーン期間や金利優遇期間が終わり、住宅ローン金利が上昇する前に、キャンペーン期間が設定されている住宅ローンに借り替えるのがお得。」という一種の「神話」があるようです。
しかしながら、この神話にはいくつかの問題点があります。
<問題点1>
キャンペーン期間終了後の返済額の変動幅に上限がないので、住宅ローン金利が上昇した場合は、返済額があがる
変動金利型の住宅ローンは、金利見直し時の返済額の変動幅に上限が儲けられていますが、固定金利選択型の住宅ローンにはそれがありません。返済額は、住宅ローン金利の上昇に準じ、どこまでも上がります。
<問題点2>
キャンペーン期間終了後には、住宅ローンの選択肢が狭くなる
キャンペーン期間の後は、再び同じタイプの住宅ローンを選択できないこともあり、選択肢が狭まります。当初思い描いていた予定通りに住宅ローン返済ができないことが多いので、注意が必要です。
<問題点3>
他の住宅ローンに借り換えができない場合がある
例えば、住宅の評価額が、住宅ローンの残額を下回った場合には、残額相当額の住宅ローンを組むことは難しいでしょう。その場合は、最初の住宅ローンを継続して返済するか、住宅評価額と、住宅ローン残額の差額を繰上げ返済するしか方法はありません。

